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HUDDERSFIELD FINE WORSTEDS “COTTON SEERSUCKER”

2026.06.12

HUDDERSFIELD FINE WORSTEDS

“COTTON SEERSUCKER”

企画開催期間: 6月15日(月)~ 27日(土)


 


平素よりご愛顧を賜り誠にありがとうございます。

6月の特別企画のご案内を申し上げます。

 

盛夏に向け、コットンシアサッカーの服地をご用意いたしました。

シアサッカーの起源は、19世紀以前のインドに遡るとされます。

語源はペルシャ語の “shir o shekar(乳と砂糖)”

滑らかな部分と凹凸のある部分が混在する、その独特な生地表情を表した言葉だと言われています。

シアサッカーの服地は、経糸の張力差によって生地表面に生まれる「しぼ」と呼ばれる独特の凹凸が肌への接地面積を減らし、生地の内側に空気の層を作ることで、汗によるはり付きを軽減し、風通しよく肌離れがよい軽い着心地を生んでいます。強い日差しと湿気の中、少しでも快適に過ごすために考案されたこの服地は、英国統治時代を経てヨーロッパへ渡り、やがてアメリカで独自の発展を遂げました。

1935年、Brooks Brothers がコットンシアサッカーを用いたスーツを広く展開したことで、シアサッカーは単なる実用品ではなく、“アメリカの夏を象徴する服地”として確固たる地位を築いていきます。

当時のアメリカ東海岸では、アイビーリーグの学生たち、南部の紳士、弁護士、大学教授、政治家たちが、盛夏になるとシアサッカーを纏いました。現在のように冷房設備が整っていなかった時代でも、ジャケットを着用することがドレスコードだったアメリカで、夏にスーツを着るという行為は、「暑さとの付き合い方」そのものでした。

シアサッカーは、そんな装いとしての気配りや品格、かつ、その風合いゆえの軽やかさ、快適さを持ち合わせた、極めて合理的な服地として支持されていきます。

 

さらに、このシアサッカーの素材として最も理にかなっているのがコットンです。

コットンは本来、吸湿性と通気性に優れた天然素材で、汗を吸いながらも熱を逃し、化学繊維にはない柔らかな肌触りを持っています。それがシアサッカーの凹凸構造と組み合わさることで、その性能はより際立ちます。特に日本のように湿度の高い夏では、この“肌に張り付かない”という感覚が非常に大きな意味を持ちます。

また、コットンシアサッカーには、機能性だけでなく、「自然な皺」「洗い込むほどに増す風合い」「過度に整いすぎない軽やかな表情」といった魅力があり、暑い季節に無理をしない品格のようなものを感じさせます。

白とブルーのストライプに代表されるアメリカントラッドのイメージも、単なるデザインではなく、長い夏の歴史の中で培われた文化そのものと言えるかもしれません。現在でも、アメリカ上院では「Seersucker Thursday」という習慣が続いており、南部の上院議員たちがシアサッカーを着用する日が設けられています。それほどまでに、シアサッカーは“アメリカの夏の正装”として深く根付いた存在なのです。

近年では軽量ウールや機能素材も数多く存在しますが、コットンシアサッカーには、長い年月をかけて完成されたそれらとは異なる独自の魅力があります。

 

盛夏において、快適さと品位を両立するシアサッカーは、そのための一つの完成形なのかもしれません。


 



今回ご用意した服地は英国ハダースフィールドファインウーステッド社のコットンシアサッカーです。

優れた通気性と肌離れの良さによる快適性に加え、英国服地らしい張りとコシを備えている点が魅力です。
“stiff cotton” “great drape” と評されるように、軽快で涼しくありながら、美しい立体感と仕立て映えを兼ね備えた、夏のテーラードウェアに最適な服地として高く評価されています。この機会に是非お求めください。

 

・ジャケットお仕立上り ¥286,000(税込)~

・背広上下お仕立上り   ¥363,000(税込)~

 

 

皆様のご来店心よりお待ち申し上げております。

 

 

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